概要・カリキュラム
学府の趣旨
これからのSociety5.0の実現を担うデータサイエンス技術者を育成するためには、データサイエンス力の涵養を強化するとともに、データサイエンス展開力の育成にも対応する必要があります。特に、大学院博士後期課程においては、イノベーションを先導する高度な人材の育成が強く求められています。そこで、本学の強みを活かした幅広い専門科目及び高度な専門性を涵養する実践的な専門科目等のカリキュラムを全学的な連携のもとに構築し、教育を行います。
学府の目的
本学府では、データエンジニアリング力、データサイエンス力、データサイエンス展開力を主体とした知識・能力を基礎として、それらを高度に統合した能力であるデータサイエンス高度展開力やデータサイエンスイノベーション力を涵養するものであるが、データサイエンス高度展開力にも主体をおいた幅広い分野の人材の高度な専門性の涵養も目的としています。
データサイエンス高度展開力
現代社会が直面する諸課題の実態に対する深い知識と理解を有し、高度なデータサイエンススキルを展開して、諸課題の解決にあたる能力です。
データサイエンスイノベーション力
データサイエンスとそれを支える周辺技術に関する深い知識と理解のもと、その一層の深化やイノベーション創出を先導する能力です。
学府の特色
千葉大学情報・データサイエンス学府は、多様なバックグラウンドを持った人材を対象にイノベーションを先導できる高度なデータサイエンス教育を展開するために、社会の様々な場面で取得される種々のデータに触れさせる学際研究的教育環境が必要であり、総合大学である千葉大学全体がカバーする幅広い専門分野との緊密な連携による効果的な教育を実施する。データサイエンスの実践分野としての展開の期待が高く、千葉大学の強みとして実績のある３つのカテゴリー、「医療・看護」、「環境・園芸」、「人間・感性」の専門科目群に加え、データサイエンスの基幹的技術をカバーする実践的な専門科目群により構成される高度な専門性を涵養する実践的なカリキュラムを構築する。このような全学連携のもとでの柔軟なカリキュラムを構築・運営するとともに、機動的な研究環境を提供します。
情報・データサイエンス専攻
データエンジニアリング力、データサイエンス力、データサイエンス展開力に加えて、これらを高度に統合した能力であるデータサイエンス高度展開力やデータサイエンスイノベーション力を高いレベルで兼ね備え、イノベーションを先導できる人材を養成します。